好評連載中のシリーズ、第3弾です。(好評かどうかはわかりませんが…笑)
寝てる時に歯を食いしばらないために その3
“胸を張る姿勢をやめる”
姿勢の話はここでもよく書いていますが、ここでも出てきます。
一般的に言われる“良い姿勢”って、胸をぐっと張って肩を後ろに引いて目線を上げて、みたいな感じになっていますが…。
実はこれも食いしばりに影響していると日々の施術から感じています。
この“良い姿勢”は鏡で横から見てみると、全体が弓なりに反っていることがよくあります。本人は気がつかないうちに。
そうして胸を張った姿勢をして固めていると、仰向けに寝た時に天井方向と頭の方向に力がかかります。
斜め上に力がかかると言えば良いでしょうか。
仰向けになると腰が浮いてしまう、手が入るという状態ですね。
そうすると顎が下から押し上げられて、強制的に歯を噛み締めることになります。
その状態で、“その1”で書いたように脳が覚醒した状態で眠ろうとしたり、ストレスがかかっていたりすると、食いしばってしまう可能性があるんじゃないかと。
普段、施術をしているとそう思うことがよくあります。
実際、施術をして仰向けになっても腰が浮いたような状態がなくなって、楽に眠れるようになった方は食いしばることも減っています。
データをとっているわけではないし、科学的な根拠があるわけではないのですが。
当てはまる方はちょっとご自分の姿勢を鏡で見てみると良いんじゃないでしょうか。
意外と反ってるなぁと思ったら、胸を張るのをやめてみるといいですね。
ということで今回はこのへんで。
続きはまたそのうちに。